特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中―
南陽院本堂 《木島櫻谷 山水障壁画》 特別公開

特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中―
南陽院本堂 《木島櫻谷 山水障壁画》 特別公開

近代の京都画壇を代表する存在として近年再評価がすすむ日本画家・木島櫻谷(1877-1938)。動物画で知られる彼ですが、生涯山水画を描き続けたことも見逃せません。日々でかけた京都近郊から毎年の旅行まで、青年時代に日本各地の風景を写生した成果は、西洋画の空間感覚をも取り入れた近代的で雄大な山水画を切り拓くこととなりました。一方、幼い頃より漢詩に親しみ、また中国や日本の古画を愛した彼は、次第に中華文人の理想世界を日本の風景に移し替えたような、親しみやすい新感覚の山水表現に至ります。
本展では風景スケッチやコレクションした絵画もあわせて紹介、生涯の多彩な山水画を一望しながら、根底にあり続けた心の風景を探ります。(会期中、大幅な展示替えがあります)

また今回の特別展の準備中に発見された、京都・南禅寺塔頭 南陽院の貴重な障壁画も特別初公開。南陽院本堂の5室50面にわたる障壁画は、最盛期を迎えた木島櫻谷34歳渾身の大作で、櫻谷の山水画の代表作と位置付けられます。これまで専門家の間でも認知されておらず、これほどの規模の障壁画をひとりで手がけた現存例は、近代京都でもあまり知られておらず、まさに必見の作品となります。

<木島櫻谷(このしま おうこく 1877-1938)>
明治後半から昭和前期まで、文展帝展で活躍した京都日本画壇の代表的存在。徹底した写生を基礎に、卓越した技術と独自の感性により生み出された叙情的で気品ある画風で、近年再評価の気運が高まっている。京都の伝統を継承しながら、西洋画の要素をも取り入れた、近代的で洗練されたスタイルは時代・国を超えて支持されている。とりわけ親しみやすい動物画で知られるが、生涯描き続きた山水画も秀逸。

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特別展・出品リスト
山水障壁画特別公開チラシのダウンロード

[主催]
公益財団法人 泉屋博古館 / 公益財団法人 櫻谷文庫 / 京都新聞 / BSフジ / ライブエグザム
[後援]
京都市 / 京都市教育委員会 / 京博連 / 公益社団法人 京都市観光協会

◆開催期間:2022年11月3日(木・祝)~2022年12月18日(日)
◆会場:泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)
アクセス
◆開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
◆休館日:月曜日
◆入館料:一般1,000円 / 高大生800円 / 中学生以下無料
※本展覧会の入場料で青銅器館もご覧いただけます。
※20名以上は団体割引20%、障がい者手帳ご呈示の方は無料。
◆お問合せ:泉屋博古館 TEL:075-771-6411
問合せフォーム https://sen-oku.or.jp/inquiry/

<特別連携>
南陽院本堂 《木島櫻谷 山水障壁画》 特別公開
2022年11月3日(木・祝)~11月13日(日)
2022年11月23日(水・祝)~12月11日(日)
※月曜休
※拝観料:1,000円、時間指定制
※取扱:イープラス

<連携企画>
木島櫻谷旧邸 特別公開
2022年11月3日(木・祝)~12月4日(日)の土・日・祝
※観覧料:600円

扇子の老舗 宮脇賣扇庵の天井画制作120周年特別企画
「木島櫻谷の扇展」
2022年11月16日(水)~12月7日(水)
※観覧料:無料

『木島櫻谷ー山水夢中ー』 日本画家・木島櫻谷の魅力に迫る特別映像【南陽院山水障壁画】
https://www.youtube.com/watch?v=x8zKfh2Xd8Q

Live Information↓
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日程:1970年01月01日(木)
会場名:
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